2026/06/13

うれしい再会

昼前に打ち合わせがあって、逗子の<SPICE TREE>でランチミーティング。縫製の相談を受けていて、その提案をいくつか。着地点が見つかって、ほっと一安心。心を込めて対応したいと改めて。
早く終わったら三浦に潜りに行こうと決めていたので、シュノーケルセットなど一通り積んでいたのだが、時間的に厳しく、手前の長浜(なはま)でストップバイして、ビーチで昼寝した。その後、夕方からジョージくんと約束をしていたので子安の彼の工房へ。ジョージくんは数年前から仲間たちとバンドをやっていて、子安バンドと呼んでいる。噂には聞いていたが、昨日はその仲間たちがわらわらと集まって、音を鳴らしたりしていた。楽器やバンドに強い憧れのある自分はめちゃくちゃ興奮してしまったが、きっとギターを鳴らすジョージくんを待っていて、早くセッションしたいのではとなんとなくおもい、早々に失礼した。若い子が彼を慕っているのがよくわかる感じで、「いいねえ!」と思った。憧れられているのだろう。わかる気がする。なかなかいないもの、あんな大人は。
ジョージくんにオーダーしている板ができるまで、しばらく自分の板を貸してくれるというので、昨日はそのピックアップにいったのだ。「こういうのが欲しかったの!」と思わず声に出してしまった板は、ジョージくんのシェイプではなく、彼の師匠の川南活(かわみなみ・かつ)さんのシェイプだった。理想的なサイズと見た目で、「うれしい! ありがとう!」と、まるでもらったみたいにお礼を言ってしまい、自分でも笑った。
車だけすこし置かせてもらって、子安をひとりで散歩した。<BIRDS CREATION>のある場所は森みたいで、鳥の鳴き声が合唱のように聞こえる。夕方、しばらくひとりで散歩をしたのだが、生い茂る木々、自由に咲く花々、ハーブ、まだ小さな柿の蕾、落ちてきた梅、サンセットを見ていて、「天国みたいだな」って思った。車に戻ってもバンドマンたちには声をかけずに、静かに帰宅し、帰りになんとなく、ほんとうになんとなく、家を通過して鎌倉でもいくか、と。東急のスーパーの駐車場に車を停めて、二、三歩あるき出したら、まさかのジョージくんのお母さんにばったり!何年振りだろう。思い出せないくらいだ。コムデギャルソンかな、おしゃれな女性だなとお洋服を眺めていて、顔にフォーカスを絞ったらお母様だった。嬉しすぎて、「こだまさーーーーーん!!」と叫ぶと「みもさーーーーーん!!!!」と、思わずお互いにハグしてしまった。車内で待っていらしたお父様にもご挨拶をして、しばらく立ち話をした。お父様も、相変わらずオシャレだった。「さっきまでジョージくんに会っていたんです、今日は小玉デーだ」と笑って、茅ヶ崎の話なんかもして、どのくらい話していたのだろう。こんな風に不思議なことがたまに起こる。起こるのだけれど、ハンドルを握っていたのはわたしで、アクセルを踏んだのもわたしなんだから、不思議なんかじゃなくて、最初から約束されていたのかもしれない。