パタンナーのKちゃんはロングボーダー。打ち合わせで自宅に来てくれた昨日、床に立て掛けている6.8ftの板を見て「これ、なんですか」というので「スポンジボードだよ、もらったんだよ」と答えた。「サイズはいくつですか、良さそうですね」と、興味を示していた。現在、友人から借りパク中のグラスボードも見たいと玄関にいったKちゃん、「これはテイクオフが早そうですねえ!」といった。そして「7.7ftは、みもさんだと普通の人の9ftくらいかもですね」と言うから「ほんとだよ」と笑った。
Kちゃんは静かに頑固なところがすごく良くて、そこをとっても信頼している。イエスと言ってくれそうな雰囲気だけど、全然イエスマンじゃない。Kちゃんに提案や相談をして、冒頭で「う〜ん」と言われると、素直に聞くことにしている。「う〜ん」の後に、何故それがあまり良くないかを、素人にわかりやすく説明してくれるので、すごく納得ができる。昨日も、わたしの意図をよく汲み取ってくれて、その上でできること、目指すべきところを提案してくれた。「パターンはそこまで勉強していないから」と言う謙遜タイプのKちゃんだけれど、この先も他のパタンナーを探そうとはおもわないだろう。これからも、嫌だと言われてもつきまとってゆく。昨日Kちゃんが着ていたシャツが素敵だったので、「いいね」と言うと、メンズのシャツだった。身長が高く、すらっとしている女性だとこういう服も着こなせるのか、いいなと眺める小さなわたし。
昨日Kちゃんに、もしも襟(えり)を修正したかったら、ギミックはこうで、ここをいじるとこうなるから、ミモさんもやってみても全然いいかも、というような内容を、親切に教えてもらった。おもしろそうだなと興味が湧いたので、「やるやる、やってみる!」と言って、打ち合わせを終了した。はずなのに、頭の中に残っていたのはKちゃんのメンズのシャツ。
せっかく教えてもらったエリの修正に背を向けて、うっかりメンズのシャツを縫ってしまった。マドラスで縫ったシャツは涼しげで素敵な仕上がりになった。メンズサイズだけど女性が着ても、ストンとして感じがいいだろうとおもえた。「分厚い生地だど違うけど、テロンとした生地感だとメンズサイズもありです」みたいなことを言っていたKちゃんの言葉の通りであった。メンズとかウィメンズとか、もはや今の時代なら関係なく、着たいもの着ればいいような気がする。どうですかね。さてさて、今日もこれからミシンを踏む。毎日毎日、飽きもせずに。