2026/06/10

気付いてくれてありがとう

 由比ヶ浜で波乗りしたあと駐車場まで歩いて戻る途中、信号待ちをしていたら「みもさーーーーーん!!!!」と声がした。走る車の助手席側から、満面の笑みで大きく手を振っている女性が見えた。え、誰?誰?とよーくみたら、Sさんだった。
Sさんは前職で一緒に修理の仕事をしていた。熱心なクライマーで、一匹狼みたいな雰囲気をまとっていて、でもしゃべるとすごく清々しい子で、いいなと眺めていたひとり。仕事を一緒にすると、とにかくクイックで、頭脳明晰な人だとおもった。後でわかったがソフィア出身だと聞いて、納得の学歴だった。ランチタイムになるとクライミングの壁にのぼったり(職場の壁がクライミングのウォールだった)、かとおもえば一人静かにデスクで海外のペーパーブックを読んでいたりもした。Sさんはインテリジェンスな人でもあった。わたしが退職したあと、彼女と何度かメールのやり取りをしたくらいだったが、その後彼女も退職を決めたと聞いて、門出を祝おうとランチをしたのがいつだったか。きっと一年くらい前のことだろう。
夕方にDMをくれて、近いうちに会おうねと伝える。きっと、そのうちに茅ヶ崎に来てくれる気がする。今、何をしているのかしらない。でもあの笑顔、あの手の振り方を見たら、今が幸せなのがわかったから、きっと大丈夫。みつけてくれてありがとう。全然近所じゃないのに、たまたま通ったというから、なおのことびっくりだった。縁があるね。10秒くらいずれていたら、きっと手を振り笑顔を交わすことはなかっただろう、昨日のこと。