オーダーのパンツを縫ったり、別件でオーダードレスのパターンを引いたり。波がないと仕事がサクサクはかどっていい。あっという間に時が過ぎる。もっとゆっくり進んでほしいくらいだ。お昼は材木座の<ミル・コーヒー・スタンド>でスパイスカレーとプリントコーヒーを食べる、と決めていた昨日。お昼過ぎ、DAILYの馬詰さんから電話がきて、あれこれ世間話をしていた。これからミル・コーヒーにいくんですと言うと、じゃあそこで会おうとなって、20分後くらいに集合となった。
毎週水曜日だけだというスパイスカレーは、残念ながら売り切れていた。プリンとコーヒーをオーダーしたが、今まで食べたプリンの中で、いちばん好きなくらいに美味しかった。鎌倉の裏駅の<ロンディーノ>のプリンも好きだけれど、それを超えてしまった。
馬詰さんと会うのは、突然なことがおおい。先輩はいろんな話題がいつも新鮮に豊富で、ついつい笑ってしまう。昨日もそんな時間だった。なんでだったか波乗りの話題になったとき、馬詰さんはデカ波が好きだというから「私は小波専門家なんです」と言って、また笑った。「ロングでデカい波って怖くないですか?」と聞いたら、ジェットコースターみたいなのが好きなのだそう。
ボディーボードをしていた頃はずっと大波が好きだったけれど、9フィートのロングボードに乗りはじめてから、大きな波の日ははいらなくなってしまった。まずアウトに出るまでのパドリングがつらい、波に巻かれてもつらい。砂浜の持ち運びから、もうつらくないですか? と、わたし。今は7ftくらいの板だけど、それでも板を運んでいるときに風であおられると、板も気持ちも持っていかれちゃう。
昨日、自分がいかに怖がりでヘタレか、という話をしていたところだった。基本的にお化けも暗闇も叱られることも自然災害もこわい。「自然が好きそう」とよく言われる。虫も、暑いのもだいきらいだ。一瞬だけハイキングに手を出したが、靴が土で汚れることにものすごく強いストレスを感じて、すぐにやめた。エアコンの効いた部屋がだいすき。ネオン街のコンクリートが一番安心で安全だと、わりと本気でおもっている。とにかく、こわいことからはすぐに逃げると決めている。自慢じゃないが、逃げ足だけはめっちゃはやい。そういう人間なのだ。父譲り。
ヘタレ知らずの先輩と、ヘタレ専門家のわたし。馬詰さんは背も高いし手足もながいから、パドリングのストロークもわたしの2倍くらいあるはず。スタイルが良くてうらやましいけど、まあ、こればっかりはしょうがない。先輩は少女と男の子のハイブリットみたいな、不思議な魅力を兼ね備えている。自分とはいろんなことが、ぜんぜん違う。でも、言っていることはすごく理解ができる。だから話していてたのしいのだろう。