2026/07/18

仕(つか)える事(こと)をたのしみたい

平穏な土曜日の幕開け。エアコンのきいた部屋で好きな音楽を聴く、最高であります。
昨日一昨日は、連日海の家<パパイヤ>のアルバイト。昨日のラストオーダーあたりは、記憶が飛ぶくらいの忙しさだった。この二日間のキッチンは暑いの極みであった。が、友人が来てくれたり、知人がのんびりくつろいでいる姿を眺めるのは、いつでもやっぱりいいものだ。
一緒に働く人は、大人が半分、若者が半分。昨日はじめて一緒に働いたKさんは、ヘアメイクアーティストの人だった。仕事は舞台が中心のようで、舞台がはじまると仕込みから始まって終演までの数週間びっちり張り付いて仕事、みたいな感じらしい。舞台衣装の仕事をしている友人がいて、以前似た話を聞いたことがあったが、そのメイクアップアーティストが、彼女ようなスタッフということなのだろう。明日からはしばらく忙しいから来られないとのこと。みんな手に職があり、それぞれの仕事があっておもしろい。カメラマン、古着屋の店主、グラフィックデザイナー、そしてタイパンツ作家。みんな、本業の休みの日に唐揚げあげたりラーメン作ったりしているわけで、ほんと、そう考えると愉快だ。期限のある仕事や、リズムや波のある仕事、いずれにしても、スケジュールを自分で管理できるから可能なのだとおもうが、みんな、働くこと、仕事が好きなのだろう。この仕事は、お金ではないのだとおもう。お金も大事だけれど、そこは皆、本業でカバーしているのだろう。
昨日、受付とドリンク係を担当する若いおんなのこ三人と、仕事を終えてしばらく話をしていた。先輩には敬語があやふあなわたしなのに、若い子にはめちゃくちゃデスマス口調で話ている自分がいた。そのくらい、なんかもうものすごくかわいくて、緊張しつつ憧れてしまった。かわいくて動きもよく、仕事もできる。同じ人間なのか、ちょっぴり疑わしいくらいに可愛かった。これからのことを悩んでる、みたいな話をチラッと聞いたけれど「若いんだからなにやってもいいとおもいますよ。可能性しかないですよ」と言った。ワーホリの話にもなり、「年齢で制限のあることは、若さの特権だからなんでもやったらいいっておもいます!」とも言ってみた。あの若さと可愛さ、ほしいとおねだりしたら、きっと一億くらいは払わないと絶対に買えない。そのくらいに、可能性200パーセントだった。がんばらなくていい。うるさい人の言うことなど一切きかず、心のままに楽しんでほしい。
夕方、織り作家の中島寛子ちゃんもお子さんを連れてきてくれた。ピンクのタイパンツがほんとーーーうによく似合っていて、一緒に働いていたヘアメイクのKさんに、「おしゃれな人がはくとあんなに素敵になるもんですね、あれ、実はわたしが縫ったタイパンツなんですよ」と自慢したほどだ。お子さんも「昭和からやってきたの?」と聞きたくなるような、なんだろう、素直で素朴で、さっぱりとした雰囲気をまとった少年たちだった。おもわず「かわいいね」とか言って、フライドポテトを持って近付いてしまった。変なおばさん。
パパイヤでは自分で縫ったシャツとタイパンツを着て仕事をしている。開襟シャツとショート丈のタイパンツで働くのを、この夏は結構気に入っている。開襟シャツは首元が涼しいし、風もとおる。見た目もちゃんとしている感じ。昨日、「かわいいですね」とスタッフの女性二人から声をかけてもらって、疲れが吹き飛ぶくらい、めちゃくちゃうれしかった。「わたしが縫ってるんです」と、まだ堂々と言えない。シャツはまだまだこれからで、もっと上手になる予定なんだもん。